私は掘り出し物を求めて定期的にフリーマーケットへ行きます。
昨日は子供服目当てだったのであまり乗り気ではなかったのですが、フリーマーケットへ…
開催する団体さんによって当たりはずれがあるのですが、出展数が少なくはずれの日でした。
それでも子供服をメインで扱っている方が多数いました。
骨董品を扱っている方が多く、もしかしたらカメラがあるかも!と急にハイテンションに…
やはりありました。カメラ専門のお店が。
ハーフカメラも多数扱っており、気に入ったカメラがあったので値下げ交渉の末購入いたしました。
本日は、昨日仲間入りしたハーフカメラをご紹介します。
RICOH AUTO HALF
購入したカメラがこちら!
リコーのオートハーフです。
私が購入したのはオートハーフEというモデルです。
オートハーフには様々なモデルがあり、モデルによって機能が違います。
- オートハーフ
- オートハーフゾーンフォーカス
- オートハーフS
- オートハーフE
- オートハーフSE
- オートハーフSL
- オートハーフSE2
- オートハーフE2
- オートハーフEF
- オートハーフEF2
全10種類のモデルがあります。
詳しい機能に関してはwikipediaで詳しくまとめられています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
こちらをご覧ください。
オートハーフE
購入したオートハーフEは1966年に発売されたカメラです。
オートハーフの特徴はなんと言ってもデザイン性ではないでしょうか。
フロントにアルミ板が貼り付けられているのですが、様々なデザインの物があります。
私が購入したのには花が描かれています。
かわいらしいカメラです。
タバコの箱と同じ大きさをコンセプトに開発されたカメラなので、かなり小型で軽量です。
89mm×67mm×34.5mmという驚異的なサイズです。この中に部品を詰め込んだ当時のリコーの技術力の高さが伺えます。
オートハーフ一番の特徴が「巻き上げ不要」な点です。
電池を使用していないのに自動巻上げって凄いですよね!ゼンマイを使用することで自動巻上げを実現しているようです。
自動巻き取りがあるオートハーフもあるようです。
では早速本体を見てみましょう。
正面からです。
とても小さいですよね。他のハーフカメラと比べてもかなり小さい!レンズも小さいです。
レンズは25mm F2.8です。
結構写りが良いと言う方が多いですね。
後ろです。
何もありません。中央にファインダーがあり、下部に「RICOH COMPANY,LTD. MADE IN JAPAN」と印字されたアルミプレートが貼られています。
今はなかなか日本製はありませんが、当時のカメラは日本製が多かったんですね。
MADE IN JAPANは何故か嬉しくなります。
上部です。
オートハーフはシャッターを切るだけのカメラなのでとてもシンプルです。
左には感度と絞りを設定するダイアルがあります。オートハーフでは「A」で撮影するのがほとんどです。
オートハーフのセレン光電池は亡くなっている事が多く、Aで撮影する意味がありません。
Aだとシャッタースピードが1/30で固定されてしまうので、シャッタースピードを変える改造が必要になり、絞りだけマニュアルになります。
サイドです。
こちらはカバーを開けるノブがある方です。反対側にはフラッシュと三脚取り付けようにネジ穴があります。
真ん中の丸いアルミ部品を下にズラすとカバーが開きます。
一度カメラを分解した形跡があります…修理後に使用予定ですが、何事もなく使えるのを祈るのみです。
下部です。
右のノブがゼンマイを巻く物で左が巻き戻しクランクです。
矢印方向へ回す事でゼンマイが巻かれ、自動巻き上げを行ってくれます。
カバーを開けるとこんな感じです。
オートハーフはモルトをかなり使用しています。
古いモルトの除去と新しいモルトの切り出しと貼り付け…一番手が掛かる箇所です。
まとめ
今回は簡単な紹介となります。
次回は実際に分解をして修理と改造を行いたいと思っています。
オートハーフを持っているけどセレンがダメで諦めていた方。
まだまだ使えますよ!