先日解体業者との打ち合わせを行いました。
ゴミ処理の値段が高く、数年前と比べるとかなり解体費用が上がっているようです。
話をして参考になった点、気づいた点があったのでご紹介したいと思います。
ローコスト住宅を建てるのにも役立つ情報です。
なるべく安く家を建てたいと思っている方は是非参考にしてみてください。
解体工事
解体工事と言われると何を想像しますか?
家を壊すだけが解体工事ではありません。他にも様々な作業があり、高額な理由が頷けます。
建っている家はもちろんですが、地面に埋まっている水道管、浄化槽も解体工事で撤去します。
外構でも撤去する物がありますよ。
土間、土留め、フェンス、石なども同時に撤去となります。
このように、解体工事は家だけではないのです。
土の中に…
解体工事で家や外構の撤去を行い、それに伴う料金を払うのは納得できますよね?
ですが中古住宅を購入した場合、それだけでは済まない場合があります。
それは「ガラ」と言われるゴミです。
現在では考えられませんが、昔の家は土地の整地や建築で出たゴミを埋めていたそうです。
それが解体の時に発見される…
最悪ですね。
20年以上前の家だと高い確立でガラが出るようです。
土地購入について
「埼玉でローコスト住宅を建てる」をテーマに記事を書いていますが、建物価格のみを考慮したローコスト住宅を書いてきました。
家を建てるには必ず土地が必要になります。だったら土地もなるべくお金を掛けない方法を考えるべきではないでしょうか。
地域によっては更地の購入が難しく、中古住宅を購入するしかない場合があります。
更地と中古住宅どちらがお得なのか考えてみましょう。
中古住宅
解体をする前提で購入するので、家の状態等を気にする必要はありません。
立地と外回りが重要になります。
中古住宅を土地目的で購入する場合、メリットとデメリットがあります。
メリット
隣地境界線の土留めが既にあり、外構工事が安く済む。
家を建てるのに意外と費用が掛かるのが外構工事です。
特に土留めにはかなりの費用が掛かり、既に隣地との境界線などの土留めが成されているとかなりお得になります。
※築年数が建っている家の場合、土留めの劣化が考えられます。購入前に良く確認しましょう。
水道引き込み済み
中古住宅の場合、既に水道が引き込まれているので新たに引き込む必要がありません。
築年数が経っている家の多くが、Φ13mmの水道を使用しています。ですが、現在の主流はΦ20mmです。
水道メーターまで20mmで配管、メーターで13mmに絞ってある土地であればメーターを13mmから20mmに変更するだけですので、差額のみで済みます。
水道を新規で引き込むよりかなり安くあがります。
デメリット
解体工事で高額な費用が掛かる
解体工事は決して安くありません。
前にも書いていますが、近年上昇傾向にあります。
土地を目的とした中古物件の場合、築年数がかなり建っていると予想されます。
その場合、「ガラ」が埋まっている確立が高く、+αで費用が掛かります。
どの程度埋まっているかは掘ってみないと分かりません。祈るのみです。
更地
更地が購入出来る地域では、中古物件だけではなく、更地の購入も選択肢に入ると思います。
既存住宅の解体がなく、安くあがると思われる方が多いと思いますが、それなりに費用が掛かります。
メリット
土地購入の選択肢が広くなる
更地であれば土地購入の選択肢が増え、純粋に土地だけの代金を支払えるのが魅力です。
分譲地というのは沢山の場所で売り出されています。
人気の土地ではすぐ売切れてしまうので、悩んでいるうちに誰かに買われてしまうかも…
デメリット
外構工事が多くなる可能性
分譲地や更地の購入の場合、新規で土留めをしなくていけないかもしれません。
その土地によって必要ではない場合があり、一概には言えないのですが、外構工事の費用が嵩む可能性が非常に高いです。
ライフラインの新規引き込み
オール電化を導入する家が増え、現在のライフラインは電気と水道だけの家庭が多くなっています。
奥まった土地の場合、電柱を新規で建て、水道管を新規で引かなくてはなりません。
道路に面している土地でも、水道の引き込みは必ず必要になります。
まとめ
ローコスト住宅を建てるというテーマで家を建てる場合、私は中古住宅を買った方が良いのではないかと考えています。
区画整備された分譲地のなら境界線にブロックが接地されており、外構工事が安く済むので更地が良いでしょう。
地方によって工事費用や水道の保証料に違いがあり、一概には言う事が出来ません。
ですが、私は実際に中古住宅を購入して正解だったと思っています。