こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・陶器用接着剤
・陶器修復のポイント
・陶器用接着剤をしようしてみる
割れてしまった陶器や焼き物の修復を諦めていませんか?
実は陶器用の接着剤があり、だいたいの物は接着剤で修復が可能です。
陶器用の接着剤は強固に接着が可能ですが、少しコツが必要です。
陶器用接着剤
接着剤には汎用と専用の物があります。
汎用の接着剤でも接着が可能ですが、専用品とは接着力と使い勝手に差があります。
陶器用接着剤については陶器に使える接着剤2選。専用接着剤で確実に接着。選び方のコツありで解説しています。
陶器修復のポイント
陶器の修復は手間をかければいくらでもきれいに仕上げる事ができます。
キレイに仕上げるポイントを押さえておきましょう。
小さな破片も全て回収する
陶器は割れると小さな破片になって飛び散ります。
小さな破片、すべてを回収するのがポイントです。
仕上がりに違いが出る
小さな破片を全て回収する理由は、修復後の仕上がりに違いが出るからです。
大切な品できれいに修復したい場合、破片の回収に力を入れましょう。
全ての破片があればほぼ元通り
陶器の修復はパズルと一緒です。
破片が全て揃っていれば元の状態に戻せます。
割れ目はどうしても残ってしまいますが、破片が全てあれば目立たないはずです。
ヒビも修復したい場合、パテを使用後に塗装を行えば完璧です。
陶器用接着剤をつかってみる
大型のホームセンターへ行けば接着剤は多種多様に有り、どれにしようか迷ってしまう程です。
説明書きに陶磁器用と書かれていれば、陶器の接着に使用できます。
汎用の接着剤で、一応陶器が接着できる物ではなく、陶器専用をうたっている接着剤を選んでください。
陶器専用接着剤を販売しているのはアロンアルファの東亜合成とボンドのコニシの二社です。
どちらも接着剤の一流メーカーですので、お好きな方を購入してください。
コニシ株式会社 金属・ガラス・陶磁器用
購入したのはこちらです。
コニシ株式会社の金属・ガラス・陶磁器用です。黄色いボンドを売っているのがコニシ株式会社です。
硬化時間は90分の物を選びました。1分と5分の物もあり、接着する物によって硬化時間を変えてみましょう。
陶器は砕け散っている場合は素早い接着が困難なので、硬化時間が長い物を選んだ方が作業性が良いです。
A剤とB剤、ヘラが付属しています。
修復作業
修復する物はこちら。
豪快に砕け散った物がもう一点あるのですが、まずは簡単な物にしました。
両耳がもげています。
購入したコニシボンドの金属・ガラス・陶磁器用は2液性です。もちろん1液性の物もあります。
接着剤は2液性の方が接着性に優れている場合が多く、強固に接着したい場合は2液性の物をおすすめします。
しっかりと混ぜ、ケチらずたっぷり接着剤を付けましょう。
接着方法はメーカーが推奨している方法に必ず従ってください。
はみ出した接着剤は後で削ることが出来るので気にしなくで大丈夫です。
※塗装してある陶器の場合、割れ目にそってマスキングテープを貼ってください。塗装が剥げる場合があります。
硬化時間が長い物を選んでいるので、テープや輪ゴムなどで固定しておくと位置ずれなくしっかり固定できます。
修復完了です。
まとめ:接着剤は専用品を。硬化時間の違いをうまく使い分けよう
専用の接着剤を使用したので、強固に接着することができました。
力を入れてもビクともしません。
初めて陶器の修復を行いましたが、問題なく終わって良かったです。
2液性なので割れる心配もないでしょう。
硬化時間が長い接着剤なので、テープや輪ゴムで固定しましたが短ければ不要です。
はみ出した接着剤は後で削り、成形してあげましょう。