JA11を購入した時から気になっていたステアリングの革の剥げ。
大きさ、グリップの太さが非常に良いので革の張替えに挑戦してみました。
ジムニーのJA11型のステアリングで紹介を行っていますが、他車種でも応用が可能です。
ステアリングのサイズが分かれば、準備する革も分かるので興味がある方は試してみてください。
今回は、既存の革の上から新たに張替え用の革を被せる方法で行いました。
これで難易度がかなり下がります。
ステアリングの革の張替えは、裁縫の経験があれば誰でも簡単に行えます。革の痛みが気になってきた方は試してみてください。
革の劣化
ステアリングは、運転中常に触れているので特に劣化が早い部分です。
特に右側の劣化が早く、中古車で、ある程度年数が経っている車だと高い確率でハンドルが劣化しています。
劣化している箇所から、前の所有者がどこを良く握っていたかも分かります。
画像から、前所有者が時計でいう2と3の間を良く握っていたのが分かります。
私は右下を好んで握っています。
張替え用の革
革の張替えと聞くと、とても難しく感じますが、実はとても簡単です。
ステアリング専用の張替え革が売っているので、張替えたいステアリングのサイズに合った物を購入するだけです。
私はこのようなセットを購入しました。
革・糸・針の張替えに必要な物が全てセットになっています。
説明書も有ります。
どのメーカー張替え用の革でも同じだと思いますが、JA11の純正ハンドルに丁度いいサイズは「M」です。
張替え
では早速張替えてみましょう。
まずはステアリングに購入した革を被せます。
こんな感じになります。
ちなみにですが、既存の革は剥がさずに新しい革を張る事にしました。
既存の革が、綺麗に剥がせるか不安だったのが大きな理由ですが、意外とそのまま張った方がサイズ、デザイン共に合っていると思います。
張替え用の革には縫い目があるので、ステアリング下部のセンターに縫い目が来るようにしましょう。
後は説明書に従って縫い進めていきます。
作業途中の画像もありましたが、文での説明が難しいので割愛…
説明書でとても分かり易く解説されているので、どなたでも簡単に作業できると思います。
完成です。
赤の糸が良いアクセントになり、とてもカッコよくなりました。
太さも丁度よく、程よい柔らかさでとても握り心地が良くなりました。
アップ。
2本の糸で縫い進めていくのですが、均等に引っ張らないと綺麗な縫い目になりません。
なかなか上手くいかず、少し歪んでしまいました。
革の縫い目をステアリングのセンターに合わせたのですが、終わってみればズレが…よく確認してみると縫い始めから少しズレていますね。
修正する体力がないので良しとしましょう。
ちょっと一手間
糸を何度も引いたりしていると多少ほつれが出来てきます。
そこで役に立つのがこちら。
木工用ボンドです。
木工用ボンドを糸にヌリヌリ…
これでほつれる事はないでしょう。
既存の革に少し表面の剥げがありました。
靴墨など、染める効果のあるオイルを塗りこむのが正しいリペアだと思いますが、自己満足の世界なので油性ペンで修正。
この通り目立たなくなりました。
まとめ
業者に革の張替えを頼むと高額ですが、自分でやれば数千円で済みます。
出来栄えに差はありますが、自分で張り替えたステアリングだと愛着が増します。
JA11は高年式車なので、ステアリングの革が剥げてしまっている車両も多いと思います。
是非自分で張替えにチャレンジしてみてください。
- ステアリングの張替えは実は簡単。
- 自分でやれば数千円。頼めば数万円。
- 既存の革の上から張るのが良い。
- ステアリング専用の革なら自分でやる作業は最後の編み込みだけ。