ジムニー

ジムニーのクーラント交換!定期交換推奨。簡単だがエア抜きに注意(実作業紹介)

悩める人
悩める人
ジムニーのクーラントを交換してみたいんだけどやり方がわからない!詳しくやり方を教えてください。

こんな悩みを解決します。

本記事の内容

・クーラント交換の必要性
・クーラント交換に必要な物
・クーラント交換(実作業あり)
・重要なエア抜き作業

ジムニーのクーラント交換はとても簡単です。

オイル交換より簡単かもしれません。

実作業を撮影した画像を使用して解説します。

新車でも定期的なクーラント交換を

ジムニーは新車時、スーパーロングライフクーラントが入れられています。

長期間交換不要なクーラントですが、定期的なクーラントの交換は必須です。

ジムニーのクーラント。ロングライフでも定期交換の必要性。でクーラント交換の必要性を解説しています。

クーラント交換に必要な物

クーラント交換には必要な物は多くありません。

あると便利な物もあるので、予備知識として覚えておきましょう。

クーラント

クーラントの交換なのでクーラントは必ず必要です。

使用期間が短い場合再利用もできますが、抜いたら新品にしましょう。

レースやハードなオフ走行をするならワコーズ等の高価なクーラントを。

街乗り程度ならホームセンターで入手できるクーラントで十分です。

クーラント凝固剤

クーラントの処理には専用の凝固剤が必要です。

多くの凝固剤は吸水ポリマーですので、そのまま燃えるゴミで出すことができます。

下水には絶対に捨てないでください。

ゴミの処理は各自治体の支持に従いましょう。

ガソリンスタンド、車屋で引き取ってくれる場合もあります。


簡易トイレにも最適:約100回分 高吸水性樹脂(1kg)自重の約400倍から700倍もの水を吸収してゲルを形成。用途例は、農業・園芸用、保冷剤、残土処理剤、結露防止壁紙、ゲル型消臭 (1 kg)

漏斗

クーラント交換専用の漏斗があると便利です。

ペットボトルでも代用可能ですが、余裕がある方は持っておいて損はありません。

クーラント交換作業

ジムニーのクーラント交換作業に取り掛かります。

クーラント排出

まずは古いクーラントを排出します。

矢印の裏辺りにクーラント排出用ドレンがある

赤矢印で示した場所にクーラント排出用のドレンプラグがあります。

下から覗いてみてください。

白いプラスチックがクーラント排出用ドレン

下から覗くとラジエーターに白いプラスチックが確認できます。

それがクーラント排出用のドレンプラグです。

オイル交換同様にジムニーなら車高が高いので覗く事ができます。

ドレンプラグはゆっくり緩めましょう。
一気に緩めると勢い良く排出して飛び散る可能性があります。

廃クーラント

排出したクーラント。飛び散りに注意

古いクーラントです。
リザーバタンクも合わせて約4リットル抜けました。まだまだ綺麗ですね。

ドレンプラグを緩めて抜いたクーラントは、ラジエーター内部のクーラントだけです。

この後クーラントの汚れ具合に応じて水道水でラジエーター内部、エンジン内部、経路を洗浄するか判断します。私のように年に一度の頻度で交換する場合は洗浄は必要ないです。

全てのクーラントを排出したい場合、洗浄工程を行ってください。

クーラント洗浄工程
  1. ドレンプラグを締め、ラジエーターに水道水を入れます。
  2. エンジンを始動し、ヒーターの風量をMAXでつける。
  3. しばらくするとサーモスタットが開くので、水道水を循環させる。
  4. ドレンプラグから水道水を排出。

以上の手順がラジエーター内部、経路、エンジン内の古いクーラント排出と洗浄ができます。

既にクーラントが濁っている、又は洗浄しても濁りが取れない場合洗浄剤を使用しましょう。

全てのクーラントが排出できればドレンプラグから出てくる水が無色透明になります。

クーラントを入れる

クーラントを入れるのは簡単です。

ドレンプラグを閉め、上から入れるだけです。

ラジエーター内にクーラントを入れる

私は古いペットボトルを使用していますが、専用の漏斗があるので必要であれば購入してください。
ラジエーターになみなみクーラントを入れ、リザーバタンクにもFULLのメモリまでクーラントを入れましょう。

購入したクーラントのタイプにも注意が必要です。

クーラントには希釈済みの物と原液の物があります。クーラントの濃度で凍る温度に違いがでるので、購入したクーラントの推奨値でクーラントを作ってください。

住んでいる地域によって濃度は変えてください。
寒い地域なら凍りにくい濃度に。私は関東なのでシビアに作っていません。

エア抜き

クーラント交換で一番大切な作業が、エア抜きです。

エア抜きを怠るとオーバーヒートの原因になるので、時間をかけて行いましょう。

まずはエンジンを始動し、ヒーターをMAXに。

だんだんとエアが抜け、ラジエーター内のクーラントが減ってきます。減ったら水、又はクーラントを継ぎ足しましょう。

エア抜きはこの作業の繰り返しです。ホース内にエアが留まっているので、ホースを潰してエア抜きを行います。

今回は洗浄を行っていないので、抜いた量と同量を準備して交換を行いました。

最後にラジエーターキャップを閉め、リザーバタンクにFULLまで入れれば完了です。

アイドリングのみでは完全にエアは抜けません。
交換後1週間位はリザーバタンクのラジエーター内の残量に気をつけ、減ったら足しましょう。
※ラジエーターキャップはエンジンが冷えてから開けてください。

走行後のラジエーター内 走行後のリザーバータンク

アイドリングでのみエア抜きを行い、走行後エンジンが冷えた状態です。
ラジエーター内、リザーバタンク内共にクーラントが減っているのが分かると思います。

まとめ:クーラントの交換は簡単!必要に応じて経路洗浄を

いかがでしたか?

オイル交換より簡単じゃん!と思った方が多いはずです。

クーラント交換はとても簡単なんです。

古いクーラントは車屋やガソリンスタンドで引き取ってくれる場合があります。

電話をして確認してみましょう。

引き取り店が見つからなければ、凝固剤を使用して燃えるごみとして出してしまいましょう。

今日のポイント
  • クーラント交換は簡単。エア抜きが大変。
  • エア抜きはしっかりやろう。エンジン破損の原因になります。
  • 定期的な交換で汚れを防げます。
  • クーラントが濁っている場合、洗浄液を使用しよう。
  • アイドリングではエアは完全に抜けない。
ABOUT ME
だいぼうず
関東在住の2児の父。 車とバイクをこよなく愛し、多趣味すぎる一面も… 主にバイクや車、家電製品にガジェットについて書いています。