以前から検討していた簡易式の充電器から多機能な充電器への乗り換えを果たし、早速使用してみる事に。
古いニッケル水素があったので、復活するのか検証を兼ねて使用方法を書いてみたいと思います。
多機能でも使いこなせなければ宝の持ち腐れなので、使える機能は全て使いましょう。
IMAXB6は安価で入手可能な充電器です。
使用方法が分からない方の参考になれば幸いです。
簡易式充電器
RTRに付属している充電器は簡易式の物ですよね?
コンセントに挿しこみ、コネクターを繋げば終了。あとは充電が終わるのを待つだけ。
これが俗に言う「簡易式充電器」です。
私もIMAXB6を購入するまでは簡易式充電器を使用していました。
何も設定がないので簡単で便利ではありますが、バッテリー寿命を考えると多機能型の充電器を使用したほうが良いでしょう。
多機能型充電器
今回私が購入した「IMAX B6」が多機能型の充電器です。
6種類のバッテリーを充電する事が出来、バッテリーにも優しい充電が可能になります。
安全面も多機能型充電器の方が優れており、発火や破裂などを設定で未然に防ぐ事が出来ます。
IMAX B6
本体とACアダプターの他に変換コネクターと温度センサーを購入しました。
リポへのステップアップと充電時の安全性を考慮して導入しました。
中身はこんな感じです。
既にリポを使用されているなら変換コネクターは必要ありませんが、ニッケル水素・ニッカドを使用しているならコネクターが「タミヤコネクタ」ですので、変換コネクターが必要になります。
本体を見てみましょう。
サイドの画像です。分かりやすいように色分けや文字が書かれているので必然的に分かるようになっています。
表示通りに差し込むだけです。
設定してみよう
まずはどのような条件で充電をするのか設定をする必要があります。
「USER SET PROGRAM」で各種設定を行います。
ニッケル水素の場合、デルタピークは7mVが良いでしょう。
この項目は「温度センサー」を接続した場合のみ適用されます。
バッテリーの温度が何度になったら充電をカットするかの設定です。私は45度に設定しました。
充電中にバッテリーが発熱をするので、発熱したまま放電を行うとバッテリーに良くありませんし安全かどうかも疑問です。
そこでここでは充電から放電に移行する間に何分間冷却時間をとるか設定します。
連続で何分充電を行うかの設定です。
1A充電が基本なので1時間で満充電になる計算ですが、何らかのトラブルで充電が終わらなかった場合にここで設定した時間になれば充電が終了します。
ここでは何mAh充電するかの設定です。
自分が充電するバッテリーの容量を入力しましょう。そうすればそれ以上の充電は行われず、事故を防ぐ事が出来ます。
以上でUSER SET PROGRAMの設定は終了です。
ニッケル水素のみ紹介しましたが、他のバッテリーでも設定はさほど変わりません。
充電してみよう
早速充電を…といきたいところですが、まだ設定があります。
「PROGRAM SELECT NiMH BATT」を選択しましょう。
何Aで充電するか設定します。
1A充電が基本ですので、今回充電するのが1700mAhなので1.7Aに設定します。
放電の設定です。
ニッケル水素は1セル0.9Vに設定するのが推奨されていますが、0.9Vだとバッテリー死亡のリスクがあるので1.0Vに設定。
1Aの6.0Vにしました。
サイクル充電の設定です。
DCHG>CHG放電から充電か、CHG>DCHG充電から放電か選択ができます。右の回数はサイクル回数です。
これでやっと設定が終了です。
正しく接続が出来ているか確認をし、大丈夫であればSTARTを長押ししましょう。
今回はサイクル充電を1回行いました。
充電がスタートしました。
Dが点滅しているので、今は放電を行っています。
終了までしばらく待ちましょう。
待つ事約2時間…終了しました。
DCHGが放電を示しており、862mAh放電したと表示されています。
CHGが充電で、1700mAh充電したようです。
まとめ
死んだと思っていたバッテリーが普通に復活しました。
数ヶ月に1度しか使用していなかったバッテリーなので一度のサイクル充電で復活したのでしょうか。
保管も使い切ったらそのまま放置だったのですが…
酷使したバッテリーではこうはいかないと思います。
簡易充電器ではわからなかったバッテリーのコンディションを知ることができたので良かったです。
今後は定期的な使用とコンディション維持を行っていきたいと思います。