バンパーカットをするに当たり、前回はバンパーの取り外しまで行いました。
エッセは軽自動車の中でも最廉価グレードなので防錆能力が高いとは言えません。
皆さんのエッセはフェンダーの上部、エンジンルーム内に入っている場所錆びていませんか?
錆は発生する前に対策を。これが基本です。
錆が発生しても適切な処理をすれば問題ありません。
防錆剤
防錆剤で最も有名なのは「ノックスドール」ではないでしょうか。
ノックスドール
ノックスドールはボルボで純正採用されている防錆剤です。
とても評判が良く、お値段は高いですが性能は確かです。
歴代の車にもノックスドールは多く使ってきましたが、錆とは無縁でした。
ですがデメリットもあり、錆が発生していない新車時に施工するのが最も効果があるので既に錆が発生している場合は若干効果が薄れます。
※まったく効果が無いわけではありません。メーカーは錆の上からでも使えるとうたっています。
防錆屋
防錆屋をご存知でしょうか?錆について真剣に取り組まれている方のサイトで「ラストボンド」という防錆剤を売っています。
ラストボンド
ラストボンドは知る人ぞ知る防錆剤です。
レストアをやられている方の間では結構有名で多くのレストア好きの方々に愛用されています。
2液性で錆に浸透する溶剤で錆を根本的に解決します。
難点は施工に手間がかかる事。条件を満たしていないと施工が出来ないこと。
ですがこれらはどうにでもなる要因なのでレストア好きなら難易度が高いと聞くと喜んでしまうかもしれませんね。
防錆剤施工
今回はJA11に使用した残りがあったのでラストボンドをリア周りに塗りたくることに。
こちらがラストボンド。
カップ、お玉、刷毛、撹拌棒を準備。
これが噂の蛍光色。
A液とB液を混ぜます。
購入から結構経っているので少し固形物が…まあ問題ないでしょう。
あとはパネルの継ぎ目を中心に錆が発生しそうな場所に塗りたくります。
決して厚塗りはいけません。硬化しなくなります。
アンダーコート施工
ラストボンドだけでは完全な錆び対策とは言えません。
紫外線に弱く、ラストボンドの上から更にアンダーコートなどを塗ることをお勧めします。
今回はタイホーコーザンのアンダーコートです。
適度な塗厚が確保できる塗料なのでおすすめです。
養生して…
完成です。
これで安心です。一年に一度はアンダーコートを塗るのがお勧めです。