車でもバイクでも、「異音」に気が付くと気になって仕方が無いですよね。
新車や比較的新しい車では発生頻度は低いですが、JA11のような旧車は異音が出てもおかしくない年式です。
現に私のJA11は異音ばかりで気になって仕方が無い…
異音を解消するには意外と手間が掛かるのをご存知でしたか?
今回は異音の主な原因とJA11の異音解消を進めたいと思います。
異音の原因
異音の原因には様々な要因があり、同じ車種だからと言って同じ条件で異音が出るとは限りません。
同じ車種でも違う場所から出る場合がほとんどです。
※その車種固有の弱点等であれば同じ場所からの異音は考えられます。
異音はパーツ同士の擦れや干渉、ネジの緩みやブッシュ類の経年劣化によって引き起こされます。
身内が車の異音に悩まされていたのですが、ディーラーのメカニックには原因不明と言われてしまいましたが、リアシートに置いていた物が動いて異音が出ていたなんて事がありました。
時には部品ではなく、自分が車内に置いた物から異音が発生するなんて事もあります。
異音は走行時に発生する事がほとんどなので、取り合えず車内に置いてある物を全て降ろしてから異音の原因を探るのが良いかもしれません。
JA11の異音
私のJA11は異音てんこ盛りです。異音の原因はなんとなくですが目星は付いています。
- アイドリング中にボンネットがポンポン跳ねる→ブッシュの劣化
- アイドリング中に2ストのような音→エキマニの割れか組み付け不良
- 走行中にウィンドウガラスがガタガタ→モール等のゴム類劣化
- 走行中リアから「カンッ」と音がする→ケーブルの金属部分がボディーに接触
今のところこれだけの異音が発生しています。
異音はひとつひとつ確実に潰していくしかありません。なくなったと思ったら新たな異音に気が付く場合が多く、異音対策の道のりは長く険しいのです。
ボンネットの異音解消
アイドリング中にボンネットがポンポンやかましいので早速改善してみました。
改善には2種類の方法があります。
ボンネットキャッチ
1つ目はボンネットキャッチです。
ボンネットの浮きを発見するとまずは「ボンネットキャッチ」を疑います。
ボンネットキャッチの調整は自分でお金を掛けずに出来る作業なので、キャッチの位置を調整してみましょう…
残念な事にJA11のボンネットキャッチはそれ程調整幅がないので、キャッチが浮きの原因ではありませんでした。
ブッシュ
2つ目はブッシュです。
キャッチが原因でないならもうブッシュしかないのですが…
ボンネットにはこのブッシュが2個付いており、ボディにブッシュを押し付けて振動を防いでいます。
劣化してくるとブッシュが縮みボディとの接触がなくなってしまいます。それがボンネットが振動する原因になっています。
今回はこれが原因でボンネットが浮いてしまい振動が異音と感じていた訳です。
交換
では早速ブッシュの交換をしてみましょう。
少し見え辛いですが、プラスネジで留められているのが確認できます。プラスネジを外せば簡単に取り外しが可能です。
これなら誰でも交換が出来ますよね。
左が今まで付いていたブッシュで右が新品です。あまり差が無いように感じますが、約3mm程縮んでいました。
このまま取り付けても振動が無くなりそうですが、一応ワッシャーも挟んでおきましょう。
隙間が無くなり、アイドリング中の「ポンポン」音は無くなりました。
今回使用した部品の品番です。
クッション 09320-06011-000 ¥130
まとめ
今回はあまりコストを掛けずに異音をなくす事が出来ました。
交換したブッシュは一度も交換されていない車両がほとんどだと思うので、思い切って交換してしまいましょう。
同じようなブッシュをホームセンターでも見たことがあるような気がしなくもないので、時間がある方はホームセンターを覗いてみてください。
お金を掛けたくない場合、ブッシュの下にワッシャーを挟めば同様の効果が得られます。
ボンネットの異音に悩んでいた方は是非試してみてください。