今回はR&Pのキャブレターについて書きたいと思います。
4ストでパワーを出すにはキャブレーターの交換は必須です。是非参考にしてみてください。
この記事はR&Pだけではなく横型、縦型エンジンの4miniにも当てはまる内容になっています。
R&Pのキャブレター選び
今回のキャブレター選びはボアアップする事を前提に書いています。ご注意ください。
純正キャブレター
R&Pには純正でケイヒンのPC08Dが取り付けられています。
口径は15mmで分かりやすい呼び方だと「PC15」になる。
口径15mmのキャブレターでもボアアップエンジンに使用することは可能です。
ですが、メリットとデメリットがあります。
メリット
部品を買う必要がないので安価に済ます事が出来ます。
他の部品との相性がないのでセッティングにだけ気を使えば大丈夫。
デメリット
キャブレターの大口径化に比べてパワーは明らかに劣ります。
ボアアップをせっかくしても性能をフルに出し切ることは難しいです。
PC20
横型、縦型エンジン共に4miniでは定番のキャブレターがPC20です。
初心者向け、入門向けの一番スタンダードなキャブレーターです。
メリット
セッティングが出しやすく、とても扱いやすいキャブです。
過激なキャブではありませんが、ラフに扱ってもそれなりに走ってくれます。
値段も安価で各社が出しているので部品に困ることはありません。中古品も豊富なので比較的安価に入手が可能です。
デメリット
PC20にはデメリットというデメリットはありません。
強いてあげるならそこそこの性能にしかならない事でしょうか。優等生なので過激なバイクがお好みの方には物足りないキャブレーターです。
PC20コピー品
最近巷に溢れているPC20のコピーキャブレター。
一時期武川がDENIというメーカーのコピーキャブレターを扱っていました。
正規ライセンス品も存在するとの噂ですが、色々なメーカーのPC20がありすぎて詳細は不明です。
ミニモトやクリッピングポイントのキャブレターはコピー品が多いです。
メリット
とにかく安い!これにつきます。
運がよければ数百円で購入が可能です。
デメリット
ケイヒンの正規品に比べると品質は最悪です。
物は試しで買うには良いですが、常用する為のキャブレターには絶対おすすめできません。
純正流用
キャブレターの定番純正流用。
R&Pで人気の流用はCB50のPC07A(PC18)かTL125のPC04A(PC20)です。
TL125のキャブレターは各社が売っているPC20と同じなのであえて選ぶ必要はないかと。
メリット
ケイヒンの正規品がとにかく安く購入が可能です。
中古のPC20よりは確実に安く購入ができます。
デメリット
古いものが多いので品質には不安が残ります。
ダメになっている部品を交換したら程度の良いPC20が買える値段になっていたなんて良く聞く話です。
その他
他にもPE24やヨシムラキャブ、CRやFCRなど使えるキャブはたくさんあります。
今回はボアアップのみ施したエンジンを想定してキャブレターを選びました。
ヘッドを社外品に交換する場合はその他のキャブレーターにする事でモアパワーを得る事が出来るでしょう。
私の選んだキャブレター
今回私が選んだキャブレターはCB50の純正品PC07Aです。
安価でハイスロ付きを入手できました。
しかもマニホールドも付いていてお得でした。
CB50純正品を選んだ理由
理由は単純「安かったから!」です。
オークションで異常に安い出物があり購入しました。
もし同じ値段でPC20が売られていたらPC20を選んだと思います。
シリンダーヘッドがノーマルの場合、18と20では体感できるほど差はないと判断をしました。
R&Pは少し特殊なバイクです。
今後もR&Pカスタムの選択肢をご紹介出来ればと思います。