こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・ステアリングダンパーの必要性
・ステアリングダンパーの取り付け方
簡単そうだけど、意外と難易度が高いステアリングダンパーの取り付け。
ポイントを押さえればとても簡単に取り付けが可能です。
ちょっとしたコツもあるので参考にしてください。
取り付けミスは事故の原因になるので、しっかりと予習をしておきましょう。
ステアリングダンパーの必要性
ステアリングダンパーは不要との意見もありますが、私は取り付けを推奨します。
ジャダー、シミー現象はとても危険です。
事故を引き起こす可能性があるので、対策をおすすめします。
ステアリングダンパーの必要性については、ジムニーにステアリングダンパーは必要なのか。取り付け推奨なジムニーを解説。で詳しく解説しています。
ステアリングダンパー取り付け
仕組みを理解すれば特に難しい事はないで、ここで予習していきましょう。
準備をしたステアリングダンパーはこちら。
コンドーオートのステアリングダンパーです。
ジムニー用で販売されているステアリングダンパーの中で一番安価です。
※現在長期欠品中につき、K-PRODUCTSやハイブリッジファーストなど有名メーカー品の購入をおすすめします。
安価なコピー品の購入は避けましょう。
ステアリングダンパーの取り付け準備
取り付けを間違うとハンドルが切れ角が少なくなります。
左右均等にハンドルが切れるようにする為、ハンドルはセンター位置で取り付ける事。
ステアリングセンター時、ダンパーのストローク量が半分の位置で固定するのが重要です。
ダンパーを目いっぱい伸ばすと、ロッドが約210mm出ています。
210mmがこのダンパーのストローク量です。
ですので、取り付けは半分の105mm程に調節して行います。
105mmまで縮めればダンパーの準備は完了です。
ステー取り付け
ステー類の取り付けを行います。
まずはフレーム側にステーを仮止めします。
もう1つのステーをタイロッドに固定します。
ステーの向きに注意しましょう。。
タイロッドに印を付け、ステーの固定位置を決める方法もありますが、ダンパーに合わせてステーの位置決めを行った方が簡単で確実です。
ブッシュ取り付け
ダンパーにブッシュをセットします。
ブッシュにも向きがあるので、間違えないようにしましょう。
ブッシュ同士でステーを挟む感じで取り付けます。
ステーの穴にブッシュがピッタリはまるようになっているので間違える心配はありません。
ステーにダンパーを固定します。
ここでもまだ仮止めで大丈夫です。
最終固定
最後にステーの位置調整と本締めです。
タイロッド側のステーの位置によっては、ダンパーがねじれてしまいます。
ズレ、破損の原因になりますので、慎重に行いましょう。
ハンドルを切った際、極力ねじれがない場所を探してみてください。
2人で作業をすると楽ですが、一人でやる場合はタイロッドの上にダンパーがくるようにまずは軽く固定をしてみましょう。
ねじれが一番ない固定位置になります。
エンジンを掛け、左右にハンドルを切ります。
固定位置が悪いとハンドルが切れない、ステーがズレるなどダンパーに余計な力が掛かっている状態です。
ステーの位置出しができていれば仮固定でもステーはズレません。
ダンパーのロッドにストレスが掛かっていないか確認し、左右共にロッドの残りが1.5cm程あれば問題なく取り付けが出来ています。
問題がなければ本締めを行ってください。
最後に、各部に干渉がないかも確認を行いましょう。
干渉する可能性があるのは左タイヤです。
画像のように十分なクリアランスが確保できているのを確認しましょう。
最後は走行確認を
停車時に問題がなくても走行時に問題が出る可能性があります。
必ず取り付け後は走行確認を行いましょう。
不具合が出る可能性を考慮し、工具を車に積み込み、家周辺で走行確認を行ってください。
変な振動やハンドルが切れないなどの不具合がないか確認してください。
まとめ:ポイントを押さえれば簡単に取り付けが可能。位置出しを慎重に
要領をつかめば取り付けは非常に簡単です。
ステーの位置出しとダンパーの中心だしが重要です。
ロックナットを使用しているのでナットが緩むことはあまりありませんが、取り付け後1週間程はこまめなチェックを行ってください。