かもめカブを購入してから結構経ちますが、まだまだ作業が進んでいません。
毎週末なんとか時間を作り少しずつレストアを行っております。
長期間放置されていたカブなので各部のコンディションは最悪でタンク内も悲惨な状況。
穴が空いていなかっただけましでしょうか。
本日はそんな悲惨なタンクの錆取りを行いたいと思います。
タンクの錆
ジャンクバイクを仕入れる際、かなり重要視されるのが「錆の有無」です。
特にタンクとフロントフォークの錆は気にする方が多く、私も余計な出費を避ける為にフォークの錆を最重要視しています。
タンクの錆は除去が可能なのでそこまで気にしませんが、無いに越したことはありません。
ガソリンタンクの錆の原因は保管場所や保管方法が原因です。
空の状態で長期間放置したり、湿度の高い環境での保管。日本では錆びやすい環境と言われていますが、錆の発生を抑える方法はいくらでもあります。
タンクは適切な方法で保管をしましょう。
タンクの状態
さて、現在のカブのタンクはこんな状態です。
少量のガソリンを残したまま放置していたようで底部には錆や汚れがびっしり。
このままでは使用することは出来ないので洗浄後、錆取りを行います。
錆取り
タンク内の錆取りを行う前にまずは洗浄が必要です。
食器用洗剤(中性)を使用してしつこいくらい洗浄を行いましょう。
これである程度の汚れと剥がれかかっていた錆の除去が可能です。
その後、高圧洗浄で汚れや錆を剥がしてあげます。
※高圧洗浄機が無い場合、ホースノズルのストレートでも十分効果があります。
洗浄が完了したら錆取り剤の投入ですが、まずはタンク下部の穴を塞ぎます。
私はアルミテープで行いましたが、車種によって形状が異なるのでそのタンクに合った方法で穴を塞いでください。
今回使用した錆取り剤はAZの「タンクサビ取りクリーナー」です。
某じいさんが有名ですが、価格に負けてこちらをチョイス。
あとは規定量錆取り剤と熱湯を投入すれば完了です。
その後…
錆取り完了後、コーティングまで済ませたタンクがこちらです。
コーティング用に入れた溶剤が多すぎて少しカスが…
綺麗に取り除いて完了です。
錆取り後の液体はまだまだ錆取りに再利用が出来ます。
小物の錆取りなどに役立ってくれるので出来れば保管しておきましょう。
私はウォータータンクを準備して保管しています。
まとめ
AZの物は某じいさんより効果が低いと言われていますが、十分錆取りを行うことが出来ました。
比較的軽度な錆だったのでAZでも十分ですね。
錆取りで最も重要なのは最初の洗浄です。
錆取りに挑戦する方は是非!最初の洗浄を入念に行うようにしましょう。