土間タイプのガレージだとコンクリートの塗装が必要不可欠です。
ガレージをバイクや車の整に使用するならガソリンやオイルが垂れる可能性があります。
コンクリートの染みや劣化を防ぐためにも塗装は必須です。
床塗装
土間タイプのガレージの場合、床の塗装は必須条件です。
ガレージの使用用途によって必要ではない場合もありますが、掃除のしやすさや寿命を延ばす意味でも床の塗装を推奨します。
バイクや車を整備するとオイルやパーツクリーナーが床に垂れてしまいます。
それらがコンクリートの染みの原因になり、見た目が悪くなります。
ガレージは見栄えではなく使い勝手を重視するべきですが、良い状態を維持する為にも塗装がおすすめです。
水性塗料と油性塗料
コンクリート用塗料には水性と油性があります。
両方に特徴があるので比べてみました。
値段 | 耐久性 | 施工しやすさ | |
油性 | 高価 | 高い | 手間がかかる |
水性 | 安価 | あまり高くない | 手軽に濡れる |
水性、油性共に一長一短です。
どちらを使用してもコンクリートの保護に一役かってくれるのでどちらでも良いと思います。
私はコストと施工のし易さから水性塗料を選びました。
油性は施工時に強烈なシンナー臭がするため、住宅密集地での使用は苦情の原因になりますのであまりおすすめできません。
水性塗料のデメリット
施工がしやすくコストも安い水性塗料ですが、デメリットもあります。
それは塗膜の弱さです。水性塗料だとオイルやパーツクリーナーなどで塗膜が侵される可能性があります。
ガソリンの場合すぐ溶けてしまうでしょう。
油性塗料ではこのような心配はありません。
デメリットを理解することで今後の対策もできます。
床の塗装
早速塗装開始です。
既にガレージを使用されている方はお片付けから始めましょう。
塗装は建てた時にやるのが一番楽なので是非検討してみてください。
床の掃除
まずは掃き掃除からです。建てたばかりで土間コンの打設をしたばかりでも意外と埃が貯まっています。
既にガレージを使用している場合、掃き掃除だけではなくコンクリートにしみ込んだ汚れを取る必要があります。
掃除の手を抜くと塗装の剥がれの原因となるので入念に行いましょう。
塗装は土間コンを打ってから最低1ヶ月乾燥期間を設けてください。
コンクリート内に水分が残っている状態で塗装をした場合、塗装の浮きや剥がれの原因になる場合があります。
塗装準備
準備した塗料がこちらです。
アサヒペンの油性シーラーと水性強力コンクリート床用のライトグレーです。
建築確認が不要(10㎡以下)なガレージを検討している場合、シーラーは1L、塗料は1.6Lで塗装可能です。
下塗りに油性のシーラーを使用することで、塗料の剥がれを防止します。
油性なのでシンナー臭はしますが、上塗りに油性を使用するよりは格段に早くシンナー臭が収まります。
油性のシーラーを使って剥がれ防止!
作業効率と言い仕上がりを求め容器とローラーを購入。
使用後の容器を洗うのが面倒だったので今回は使い捨てです。
中のプラ容器は買い足しました。
ローラーもセットになっているのでかなりお得なセットです。
油性シーラー
油性シーラーから塗りこんでいきます。
1L缶だと全量使用するので全て容器に移します。
奥から手前にムラができないように塗っていきます。間違っても手前から塗らないようにしましょう。
ガレージから出られなくなります。
油性シーラーが塗り終わりました。
ローラーで塗ったのでキレイにできました。
アサヒペンの油性シーラーは速乾ですが1日乾燥させました。
夏は3時間以上、冬は6時間以上空けてから上塗りするよう指定されています。
水性強力コンクリート床用
上塗りは1.6Lあれば2度塗りが可能なので2日に分けての塗装を行います。
残念ながら塗装中の写真を撮り忘れてしまいました。
とてもきれいに塗装できているのがお分かりいただけるでしょうか。
ここまでキレイにできたのはローラーの恩恵と荷物搬入前だったからではないでしょうか。
まとめ
ガレージの床なのでいつかは傷むと思い、適当な施工でしたが結構うまくいきました。
ローラーを使用したのが良かったのだと思います。
これで油のシミやパーツクリーナーのシミ、コンクリートの劣化を避けることが出来ます。
油性の物に比べ水性はかなり安く仕上げる事が出来るので是非試してみてください。
- 水性塗料は塗膜が弱く、侵される可能性大!
- 剥がれたらさっと塗れるのが水性の強み
- 水性、油性のメリットとデメリットを知ろう