しばらく放置していたR&Pですが、秋頃までには走れるようにしたいのでぼちぼちレストア開始です。
今回は全バラのフルレストアですので、結構な期間が必要です。
週末だけのサンデーメカニックなのでのんびり進めていきましょう!
レストアの方向性
漠然とレストアしても面白くないので、一応方向性を決めておこうと思います。
今回のコンセプトは「ノーマルルックの現代車」です。
外見はノーマルながら細部にちょっとしたカスタム部品を使用。
電装系は時代を感じる6Vなので細部に現代の部品を取り入れていきます。
使えない部品は極力純正を使用、もしくは互換性のあるノーマルルックな物を使うこと。
外装は当時のままを生かし、タンクやカウル、フェンダー類は一切手を加えません。
分解
早速分解に取り掛かります。
一度に全てを分解するのではなく、各工程毎に分解と修理orカスタムを繰り返していきます。
そうすることで部品のあまりなど、ボルトが余った等の使途不明な物を無くす事が出来ます。
まずはリフトするためにフロントフェンダーを外します。
なんと!R&Pのステムにはフロントスタンドを指す穴がありません。
フォーク下にウマを置いて代用しました。
リアも持ち上げますがJ-tripの幅調整式のスタンドだとミニバイクには少々大きいようです。
前後リフト完了です。
フェンダーの状態は良いとは言えませんが、少し炙れば色が復活しそうです。
マッドフラップのネジは要交換ですね。
アクスルナットは時代を感じるキングタイプに割りピンです。
現在の主流はロックナットだけの場合やベータピンがプラスされていたりします。
こちらは割りピンだと整備性が悪いのでステンレス製のベータピンに変更です。
あとはナットを外し、アクスルシャフトを抜けはホイールが取り外せます。
現状確認
まずは現状確認です。
ここから方向性を決めていきます。
ドラムの状態を見てもまだまだ使用可能です。ベアリングは未交換でしょうから交換します。
摩耗具合から見ても7300キロは多分実走行でしょう。
シューは完全に剥離していまいた。
ボルト、ナット類は再使用不可。
ホイールは錆取りしたら多分穴が空きますね…
スプロケは山の摩耗はなさそうですが、ノーマルはローギアード過ぎるので変更です。
プラン
プラン1
プラン1はホイールはそのまま再利用です。
穴は多分空くでしょう…その場合は溶接で補強が必要になり、強度の面であまり現実的ではありません。
プラン2
プラン2はアルミホイール化です。
R&Pのハブはモトラとノーティダックスと共通ですが、ダックスやシャリーの4本ハブとは少しピッチが異なります。
ダックス等と同じなら安価にアルミホイール化が可能ですが、R&Pのハブだと唯一販売しているのはGクラフトです。
現在メーカー長期欠品中で復活の兆しなし…ですが一番現実的な方法です。
プラン2で進める可能性が高いですが、一応ホイールの錆取りをしてから正式に決めたいと思います。