SRX600にはノーマル状態でオイルクーラーが装着されています。
ですが、空冷シングルの600ccエンジンには役不足です。
SRX600のエンジンは発熱が多く、冷却効果が低いオイルクーラーなのでオイル管理や油温管理に悩んでいる方が多くいます。
その為、社外品の大型オイルクーラーを取り付けるのが定番のカスタムです。
SRX600を購入後数回走行しましたが、エンジンの発熱やシフトフィーリングの悪化など油温度対策の必要性を感じました。
※オイルの劣化状況により異なる。
そこで定番の対策方法ではありますが、大型のオイルクーラーを取り付ける事にしました。
オイルクーラー
オイルクーラーとは、その名の通り「オイルを冷却してくれる装置 」です。
ビッグシングルのエンジンを搭載しているSRX600には必要不可欠な物であり、エンジンの破損を防ぐ意味で大型のオイルクーラーへの交換は重要度の高いカスタムと言えます。
オイルクーラーの構造は
https://automotive.ten-navi.com/dictionary/680/
こちらのサイトに詳しく書かれています。興味のある方は目を通してみてください。
取り付け
では早速オイルクーラーの取り付けを行います。
まずは事前にオイルを抜いておきましょう。
オイルクーラーを取り外すとオイルが溢れてきます。
純正のオイルラインはクランクケースカバーに2本の配管が繋がっています。
まずはこちらを外します。
次はオイルクーラーを取り外します。
純正の物はとても小さいのが分かるでしょうか。
取り外すのはとても簡単です。
取り外したら取り付け…をしたい所ですが、SRX600の初期型(キック式)のオイルクーラーは冷却効果が低いと言われています。
現に後期(セル式)のSRX600では配管の取り回しが変更されました。
オイルラインのボルトの長さの変更でオイル流量を変更し、冷却効果を高める事も可能ですが、折角などのオイルラインの変更をする事にしました。
オイルラインの変更に伴い、まずはこちらを取り外します。
次はこちら。
こちらは2本のボルトで固定されていますが、とても狭いので通常の工具では緩めることが出来ません。
そこで工具を切断して専用工具を作成しました。
ここまで外してオイルクーラーの取り付けです。
まずは2本のボルトで固定する方の取り付け。
Oリングは新品にしましょう。
次はオイルタンク側です。
こちらはワッシャーを新品にして取り付けです。
あとはオイルクーラーコアを純正取り付け位置に固定して完成です。
まとめ
アクセスし辛いボルトがありますが、工具を加工することで無事緩めることが出来ました。
クランクケースカバーにある純正のオイル取り出し口には、片側を油温センサーを取り付け。もう片方はボルトで塞いで対応です。
折角の大型オイルクーラーです。効率よくオイルを冷やしてあげましょう。