こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・SRX600のレギュレーター
・SRX600に使えるレギュレーター
・SRX600のレギュレーター交換
旧車に多いトラブルと言えば、電装系トラブルです。
製造から数十年経過しているバイクは配線類が劣化し、様々な症状が出てきます。
特に多いトラブルがレギュレーターのパンクです。
今と違い、放熱対策などされていないバイクが大半でした。
今回はSRX600に使用でき、安価で安心できるレギュレーターを紹介致します。
SRX600のレギュレーター
SRX600のレギュレーターについて書きたいと思います。
フィンなしレギュレーター
SRX600に販売時から取り付けられているのはフィンなしのレギュレーターです。
レギュレーターは熱を放出する部品ですので、フィンがあるのが理想的です。
SRX600に限らず、昔のバイクに多かった
フィンなしのレギュレーターが採用されていたのはSRX600だけではありません。
バイク全盛期、メーカ問わず多くのバイクはフィンなしのレギュレーターが採用されていました。
古いバイクはレギュレーターがパンクしやすいと言われますが、経年劣化と放熱が考慮されていない設計なので当たり前です。
車種特有の症状ではなく、レギュレーターは定期交換部品と認識しましょう。
フィンありに交換推奨
ではこのままフィンなしのレギュレーターで良いのか。
そんな訳はありません。
いつかはパンクするのですが、パンクに出会わない為にもフィンありの放熱性に優れるレギュレーターに交換しておく事をおすすめします。
SRX600に使えるレギュレーター
SRX600に使用できるレギュレーター!なんて売られている物もありますが、どれを選ぶのが正解なのでしょうか。
流石ヤマハ!純正品はまだ出る
流石はヤマハです。
ヒストリックバイク入りを果たしているSRX600のレギュレーターがまだ供給されています。
どこかのメーカーは見習ってもらいたいですね。
約一万円の購入品
純正品約1万円と結構高額です。
電装系の部品は総じて価格が高騰するのですが、流石に1万円は払えませんよね…
1万円でも供給を続けてくれているメーカーには感謝しかありません。
古いバイクは今後もっともっと需要が高くなりますから…
互換性のある純正品がおすすめ
SRX600の純正レギュレーターでないと使用できない…なんて事はありません。
レギュレーターの機能は種類は数種ありますが、やっている事は同じです。
高年式の他車種用であれば安価に純正部品を入手することが出来ます。
そこでSRX600におすすめしたいのが、台湾ヤマハの純正レギュレーターです。
SRX600のレギュレーター交換
SRXのレギュレーターはパンクしやすいです。
この年代のヤマハ車に使われているレギュレーターって本当に良くパンクしますよね…
以前乗っていたセローでも交換した記憶があります。
放熱性能の悪さ、設置場所の問題…様々な要因があると思いますが。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_100055-1024x574.jpg)
SRXのレギュレーターはシートカウルの下に取り付けてあります。
ここには走行風は当たらないので冷却は期待できません。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_100308-1024x626.jpg)
今回使用するレギュレーターはこちらです。
台湾ヤマハのマジェスティの物ですが、純正部品なので信頼性があります。
※ネットで格安のレギュレーターを購入することが出来ますが、出来れば純正品の使用をおすすめします。
すぐにパンクしたなどの意見が多数あります。
こちらはヤフオクで購入しました。
台湾からの直送です。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_101331-1024x630.jpg)
新旧のレギュレーターを比べてみます。
一番の違いはヒートシンクの有無です。
これなら走行風が当たらない場所でも多少の放熱は期待できます。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_101339-1024x571.jpg)
ヒートシンクがあるので高さも違います。
1.7倍位はあるのではないでしょうか。取り付け場所のスペースが少し心配ですね。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_101406-1024x584.jpg)
カプラー形状は同じなのでほぼポン付けが可能です。
※配線が違うのでそのままでは使用出来ません。
取り付け
早速取り付けを行います。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/collage-1-1024x640.jpg)
あった場所に取り付けるだけなので説明は不要ですね。
厚みが増すので長いボルトに交換する必要があります。
干渉してしまうボルトがあるので少し浮かして取り付け。
浮かせることで少しでも放熱性能を高くしたいという思惑もあります。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_101357-1024x622.jpg)
次は配線の加工です。
カプラーはバイクで良く使われている4Pカプラー。
白2本、赤1本、黒1本です。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_105208-1024x630.jpg)
ここから「黒線」のみ取り外します。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_111004-1024x633.jpg)
取り外した黒線をアース線としてフレームに固定してあげるだけです。
簡単でしょ?
※レギュレーターが本体固定の場合、本体がアースになっているので黒線を本体に繋ぐ必要はありません。
余らせるのも気になるので一応アースとして落としておきましょう。
番外編
レギュレーター交換完了!と思ったら嫌なものを見つけてしまいました。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_105707-1024x600.jpg)
分かりますか?
ハーネスをはんだで繋げてある場所があります。
意図は分かりませんが、端子が無くなったので配線をはんだ付けしたのではないかと思います。
これは無視できないので修正。
![](https://bouzu-diary.com/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180815_111823-1024x650.jpg)
完了です。
まとめ:SRX600のレギュレーターは純正品を!
後はカウルを戻し、レギュレーターと接触しないかを確認をして終了です。
本来であればレギュレーターを交換後、しっかりと充電が出来ているのか確認が必要ですが今回は行いませんでした。
メンテナンスが終了後、エンジンを掛けた際に行いたいと思います。
販売時から交換をしていない車両も多いと思います。
3000円程なので是非交換をしてみてください。