私が所有するSRX600は2本サスの初期型と言われる物です。
多少のカスタムが施されていた車両でしたが、私のコンセプトに合わないので全てを一新したいと思っています。
購入時の状態はこちらの記事をご覧ください。
今回手を加えるのは「リアサスペンション」です。
2本サスだとサスを変えるだけで車体の印象ががらりと変わります。
性能や見た目に拘ったチョイスをしたいと思います。
装着済みリアサス
現在装着しているリアサスはXJRで純正採用されているオーリンズ、通称「ヤマリンズ」と言われるサスペンションです。
このヤマリンズは意外と人気があり、純正流用の人気サスペンションです。
私の車両にもヤマリンズが装着されていた訳ですが、SRXにヤマリンズは私的にはなしです。
全長が20mm長いので尻上がりになり、尚且つサスが沈みません。そしてサイドスタンドを立てた状態で車体がとても傾く状態になります。
本物のオーリンズも発売当時はラインナップされていたようですが、現在は絶版。
オークションで中古を見かけますが高額ですし、オーバーホールを考慮すると現在新品で手に入るSRX用のサスペンションが買える金額になってしまいます。
SRXとは今後長い付き合いになりそうなので思い切って新品を購入することにしました。
SRX専用サス
SRX専用のサスは様々なメーカーから売られています。
先ほど書いたオーリンズを初め、WPにクァンタム、YSSなどがあります。
どこのメーカーも一度は聞いた事があると思いますが、YSS以外はとても高額でなかなか手が出ません。
数年前まではYSSと言えば「安物サスメーカー」で周知されていましたが、今は違うらしい。
YSSというメーカーについて少し調べてみました。
YSS
YSSと聞くとどこの国を思い浮かべますか?
多くの方は台湾だと思っているようですが、実はタイのメーカーなんですね。私も台湾だと思っていました。
近年YSSのサスの評判が良くなっており、その背景には大手メーカーの技術者を迎え入れているらしいです。
それによって今まで以上に良いサスを作ることが出来るようになったんですね。
安物サスだと思っていましたが、調べてみるとYSSのサスはとても評判が良く、レースでも使用している方もいるようです。
SRX用のサスもかなり評判が良いようなので価格も手ごろなYSSのサスを購入することにしました。
SRX600用ZR362「116-4405500」
バイクパーツと言えばwebikeで早速購入。
結構しっかりした箱で届きました。
SRX400の89年式までと書いてありますが600も同じなので問題なし。
中身は厳重とは言えない梱包状態です。
プチプチに包まれた状態で中に入っていました。
付属品はサス2本と説明書や保証書関係です。
開封!
パッと見質感が良く、高級感があります。
スプリングは「YSS-46-20-30-160」でした。
取り付け部はベアリングではなくブッシュです。オプションでベアリングにすることも可能。
サスペンション下部で最大10mmまでの車高調整が可能になっています。
減衰調整は25段調整。
ロッドも当たり前ですがピカピカ。
オイルのような跡がありますが、これは組み立て時のグリスです。
ご丁寧に目立つように紙が入っていました。過去にクレームがあったのでしょうか。
ネジ式プリロードです。
調整用の専用工具が付いてきます。固定はイモネジで。
取り付け
早速取り付けます。
特に説明は不要かと思いますが、リアサス交換時はジャッキなどで車体を持ち上げておくかロープで吊るす必要があります。
一番簡単な方法は車の中に必ず入っている「車載ジャッキ」をタイヤの上に置き、フェンダー内から持ち上げればサスペンションを外しても問題なく交換が可能です。
交換前後です。
画像ではなかなか分かりにくいですが、サスペンションがノーマル長になったことで車体の傾きが緩和されました。
シルバーとブラックで落ち着いた色をしていてかっこいいです。
まとめ
YSSサスに交換後、座っただけでヤマリンズとの違いを体感することが出来ました。
サスペンションが沈みしっかり仕事をしてくれています。
YSSサスはオーバーホールが可能でとても安価。オーバーホール時にセッティングの変更も可能なのでかなりおススメなサスペンションです。
SRX600のノーマルサスペンションももう使用限界になっていると思います。
この機会に交換してみては如何でしょうか。