ジムニー

JB23型ジムニーをボディリフト!簡単に一人でもできちゃいます。

ジムニーで型式を問わずに人気のあるカスタムがボディリフト
ボディリフトは難易度が高く、一人ではやらない方が良いと言われてきました。
ですが私はある方法で簡単に、しかも短時間で一人でボディリフトを行っています。
特殊な工具や機械は必要ありません。必要なのは二時間程の時間とどこにでもある工具です。

今回は簡単に一人でもできるボディリフトの方法をご紹介します。

ディーラーではボディリフトをしている車両の整備や車検を断る店舗があるので注意しましょう。

店舗によっては大丈夫な場合もあり。
ディーラーに相談してみましょう。

ボディリフト準備

ボディリフトで最も大事なのは、いかに破損なくフレームからボディを切り離すかです。
今では先人の方々の貴重な情報がネットで簡単に見られます。取り外す場所も決まっているので、ポイントを押さえておけば破損することはありません。
JB23型のジムニーは8箇所ボディーとフレームが固定されています。
他にも取り外しておいた方が良い場所もあり、ボディリフトで一番面倒な作業が「切り離す準備」です。
この作業を怠ると破損や損傷に繋がります。細心の注意を払って作業を行いましょう。

紹介するボディリフトの方法はブロックの加工を推奨しています。
未加工でももちろん大丈夫ですが、加工したほうがやりやすいでしょう。

私はブロックを自作しています。
売られているブロックを加工、又はそのまま利用しても作業は可能です。

加工は時間があれば手作業で出来るので時間はあるが金がない!方は頑張ってみてください。

中には100均で売られているまな板やゴムブロックでボディリフトをしている方もいます。
ゴムブロックは手軽に出来るので私も一時期やっていました。

外装取り外し

ボディリフトは外装の取り外しから始まります。
取り外すのはフェンダーとバンパーです。

フェンダーとバンパーの外し方は他の記事でまとめてあるのでそちらをご覧ください。

次はヘッドライトの取り外しです。

事前にライトのカプラーを外します。片側3個ですので外し忘れがないように。

ヘッドライトを取り外す

ヘッドライトは2箇所ボルトで固定されています。
取り外しには少しコツがいりますが、手前に引っ張ってみてください。

フェンダー先端部にヘッドライトが当たり傷つく場合があります。
マスキングテープなどで養生しておくと良いでしょう。

ホーンが取り外すのに少し邪魔になるの位置をずらしてあげましょう。
ずらした位置で固定しておけば今後邪魔になりません。ずらしても不具合はないのでご安心を。

取り外し推奨箇所

車両全体にある取り外し推奨箇所をみていきましょう。

エンジンルーム

エンジンルーム内です。

エンジンルーム内、左フロントブレーキ配管を取り外し

左フロントブレーキの配管です。
板バネで固定されているのでペンチなどで挟んで取り外しましょう。画像は取り外してある状態です。
純正エアクリーナーBOXを使用している場合、取り外しておいた方が作業性が向上します。

エンジンルーム内、エアコン配管の固定を取り外す

エアコン配管が固定されているステーです。
車正面からエンジンルームの右奥にあります。

エンジンルーム内、ラジエーターそばのエアコン配管固定ステーを取り外す

こちらもエアコン配管です。
ラジエーターが固定されているステーに取り付けられています。

ステアリングシャフト前方の固定ネジを緩めておく

ステアリングシャフトの前方部分です。
ここは緩めるだけで大丈夫。

ステアリングシャフト後方のボルトを緩める

こちらもステアリングシャフトです。
運転席側です。同様に緩めるだけで大丈夫です。

以上、エンジンルームは5箇所ボルトの取り外しor緩めが必要になります。

文で位置を説明するのが難しいので、画像でのご紹介としました。

下回り

下回りはブレーキラインの取り外しがあるので確実な作業を行いましょう。

下回りのブレーキ配管を取り外し

まずはブレーキの配管から。場所は運転席の下辺りにあります。
ここを取り外さないでボディを持ち上げるとブレーキホースが切れます。

確実に取り外しを!最悪ホースが切れます。

後方左右にあるサイドブレーキホース 後方にあるサイドブレーキのホース

こちらのサードブレーキホースは後方に左右固定されており、取り外さなくても大丈夫そうですがボディと固定されているので念のため外しておきます。

右リアのタイヤハウス内にあるブレーキホースも緩めておく

右リアのタイヤハウス内にある燃料ホースも緩めておきます。
ボディリフトの上げ量によってホースの延長が必要です。1インチ程度でしたら延長は不要です。

ボディー固定位置

今まで外したのはボディリフトで必須作業です。ここからがボディとフレームの切り離し作業になります。

ボディとフレームの固定箇所

簡単な図で申し訳ありませんがボディとフレームは全8か所で固定されています。
前2か所はボルトを、その他6か所はナットを取り外せばブッシュと金具が外れます。

これでボディーとフレームの切り離しが行えます。
念のため車内のシフトブーツも外しておきましょう。

切り離し

ここからはジャッキを使用した作業になります。ボディが傾くので事故などに注意しましょう。

ブロックに切り欠きを入れた場合の作業方法です。
切り欠きを入れるだけで作業が楽になるのでおすすめです。

片側だけジャッキアップするのでボディのズレは起きない

従来のボディーとフレームを切り離す方法だと多数のジャッキを使用し、ボディがズレてしまう問題がありました。
切り欠きの入ったブロックを使用すれば片側だけ作業を行うのでボディがズレる心配はありません。

ボディを上げる際ゆっくりと引っかかりなどがないか確認しながら持ち上げましょう。

自作したブロック。既製品を加工しても良いでしょう

私が使用している自作ブロックを紹介します。
厚さは30mmで切り欠きを入れることで少しの隙間があるだけでブロックの差込が可能になっています。

既製品を加工する方が付属品を集める必要がないのでおすすめ。

ブロックを取り付け後はアルミ板で周囲を包み、ホースバンドで締めこんでいます。
外れる事はありませんが最悪の場合を想定した対策です。

ブロックがズレて外れる心配はありません。
ハードなオフロード走行をする場合は試していないのでなんとも言えません。

片側取り付け後反対側を取り付けている

片側取り付け後、反対側を上げています。
ボディがそれ程持ち上げられていないのがお分かりいただけると思います。

ボディとフレーム固定

ブロックのセットが完了したら外したボルト類を元に戻すだけです。
外す場所が多いので忘れずに全て戻しましょう。

車両下のブレーキ配管は特にしっかり固定をしてください。
タイラップで固定をしている方もいるようですが、非常に危険なので絶対にやめてください。

まとめ

通常のボディリフではボディとフレームを完全に切り離す必要がありました。
今回自作したブロックは一人で簡単ボディリフトをコンセプトに作成しています。

工作機械がなくても、オークションで安く売られているブロックを糸ノコややすりで加工するだけで大丈夫です。
根気と時間があれば何とかなります。

今日のポイント
  • ボディリフトは一人で簡単にできる!
  • ブロックは加工が必要。
  • 外れる心配はないがハードなオフ走行は厳禁!
  • 外すポイントを押さえて破損抑制。
ABOUT ME
だいぼうず
関東在住の2児の父。 車とバイクをこよなく愛し、多趣味すぎる一面も… 主にバイクや車、家電製品にガジェットについて書いています。