ローコスト住宅の打ち合わせも順調に進み、来週はついに地鎮祭です。
今月末が着工予定なので、決めなくてはいけない事を決断しなくてはなりません。
注文住宅で決めなくてはならない事はかなり多く、途中で嫌になる方が多いそうです。
折角のマイホーム…悩むのは当たり前です。気楽に決めていきましょう。
さて、注文住宅では決める事が多いと書きましたが、決めることができる=高くも安くも出来るという事です。
※ローコスト住宅の場合、安く出来る確立は相当低いですが違う意味での安くを本日書いていきます。
床、壁紙、建具など、決める事が沢山あるという事は、それだけコストを下げる選択肢が増えると考えましょう。
ローコスト住宅を知る…
ローコストで家を建てたい!家を建てるなら一度は考えますよね?
ローコスト住宅と謳っているからローコストだと思っていませんか?
標準の仕様と照らし合わせ、「これなら安い!」と思えればローコストですよね?
人それぞれ価値観の違いがありますが、以前の記事で書いているように私が考えるローコストは1300万円以下です。
1300万円以下を前提に話を進めていきます。
標準仕様の罠
ローコスト住宅を売りにしているメーカーで、「標準仕様」を教えてくれないメーカーがあるのをご存知ですか?
家を安くする為に一番コストが押さえられるのは設備です。
木材や人件費では、法律や決まりでなかなかコストが下げられません。※耐震や建築基準など…
ローコストという言葉に釣られていませんか?
まずは設備をしっかり確認をしてみてください。
ローコストと謳ってはいないが、設備を考えると安すぎる!なんて会社も多々ありますよ。
アパートで採用する設備を標準仕様にいている会社もあります。
※私が訪問した会社で1社ありました。
標準仕様で採用されるメーカーは多々ありますが、採用されているメーカーのショウルームへ行き、検討しているメーカーの標準仕様がどの程度の物なのか確認する事をオススメします。
まともな会社であれば、標準仕様を包み隠さず教えてくれるはずです。教えてくれない会社での購入はやめましょう。
仕入れ値
日々打ち合わせをしていると「業者価格、仕入れ値」こんな言葉を良く耳にするようになります。
私たち一般人がキッチンやトイレなどを購入するより、業者が仕入れた方が確実に安くなります。
それには理由があり、大量購入をする変わりに値引かれており、1個しか買わない一般人には高く売る…当たり前の話ですね。
この仕入れ値を考慮しておかないと痛い目に合うのが、「オプション」です。
ローコスト住宅はオプションが高い!と良く聞きませんか?
元々設備等にはコストがあまり掛かっていない為、グレードアップやオプション品がカタログ上の差額以上に開きが出てしまうのです。
例えば、標準で採用されているトイレAをトイレBにグレードアップした場合、カタログ上では2万円の差額でも実際には5万円になる可能性があるという事です。
これだとオプションも付けられない、グレードアップも出来ない…
壁紙も床材も好きな物が選べないのは嫌ですよね。
グレードアップに限った話になりますが、安く、そして差額を少額で済ませる魔法の言葉があるんです。
カタログに載っていない商品
今回はトイレと洗面台に限った話になってしまいますが、カタログに載っていない商品の存在をご存知ですか?
カタログに載っていない製品、通称「裏版」と呼ばれる存在です。
これは業者向けとも言われ、一般人では絶対に購入が出来ない、業者だから破格で購入出来る商品です。
今回は「トイレ」について書きたいと思います。
ローコスト住宅の標準トイレはカッコいいとは言えない、一昔前のデザインです。
節水はほどほど、トイレとしては問題なく利用できますが、今の時代このトイレはないだろう!と言ってしまいたくなる物です。
タンクレスは高いので、もう少しスタイリッシュな物を選ぼうとカタログから選びます。見積もりを取ると差額6万円で取替えが可能との事です。
ローコストで建てたいのに見た目だけで6万円は正直痛い…そこで裏版があるか聞いてみました。
やはり裏版が存在し、差額6万円と言われた物とほぼ同じ物が2万円弱で入れられると回答がありました。
安いからと言っても特別な違いはなく、目に見えない箇所のカバーがなかったり、形状の違い等があるだけです。
※どちらもトイレとしての機能に問題があるわけではなく、単純に見た目の問題です。
少し見た目の違いはありますが、スタイリッシュでかっこよく、尚且つ2万円弱で入れられるトイレか…
カタログに載っているカッコいいトイレを6万円で入れるか。
あなたならどちらを選びますか?
まとめ
業者が年間でどの程度仕入れているかによって裏版の有無や値段に違いがあります。
なければ諦めるしかありませんが、聞くだけはタダです。絶対に聞くべきでしょう。
大手ハウスメーカーでは裏版がある確立は高く、地域密着型の不動産や工務店でも、アパートを手がけている会社では裏版がある可能性が高いです。
諦めずに、本当にローコストで建てられるメーカーを探してみましょう。